4月20日_(有)ムラオカ様_経営革新計画の承認申請 3

おはようございます、
中小飲食店専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。

 

◆群馬県太田市の「(有)ムラオカ」様の、「鶏卵生産者」としての面白いお話です

100429_(有)ムラオカ様_出し巻きと卵②

群馬県太田市の「(有)ムラオカ」様で、

  • 生産者の加工品開発による川下戦略

をテーマとして経営革新計画の承認を目指しますが、そのヒアリングの中で、

  • 鶏卵生産者としての面白いお話

をお聞き出来ました・・・。

 

◆実は、以前ブログで書いた「牛の基本情報」が好評でした

以前、このブログで、

について書いた時に、「牛の基本情報」を延々と書いたことがありました。

これが意外と(?)好評でした。

方々で、「ブログ見ましたけど、牛の知識はスゴイですねぇ・・。精肉業界の我々でも、あそこまで理解している人は多くないですよ・・・(精肉業者様)」、なんてリップサービスも含めて褒めて頂きました。

そこで今回は、鶏卵生産について、少々。

 

◆生産農家と鶏卵農家は分業体制、約15カ月程度で廃鶏となります

鶏卵業も、(おそらく養鶏業も)

  • 卵を孵化させてヒナを育てる「生産農家
  • ヒナから親鳥に育て採卵する「鶏卵農家
    →この呼び方は正しいのか(?) 調べたけれど、分かりませんでした。ご存知の方がいらっしゃったら、是非コメント下さい)

は、分業体制となっています。

つまり、鶏卵農家は生産農家から「生後30~90日のヒナ」を仕入れ、親鳥に育てます。
順調に育てば、生後160日ぐらいから卵を産み始めます。

そして、ベストの卵を産むのは「生後240~320日」の間だけ。この間の卵は、ほぼ「A級品」で売れ筋の「M」「MS」などのサイズが揃い、ツヤや色見もバッチリです。

その後も採卵は続けられますが、今回の課題をなっている「B級品」を産む確立が徐々に高まってきます。

そして、約15カ月(450日)ぐらいでお役ゴメンとなり、「廃鶏」と呼ばれて業者に引き取られていきます。「廃鶏」は、胸とモモの肉を取られたら、大半は家畜の餌になるそうです。一部、ラーメン用のガラや、チキンブイヨンの原料として使われることもあります。
(何となく、こちらの方が良さそうに感じるのは人間のエゴでしょうか?)

 

◆鶏舎の一日は、何時間だと思いますか?

現在の採卵用の品種改良された鶏は、朝が来ると卵を産みます。基本的には「1日1個」。
(数日続けると、2~3日休むこともあるようですが・・・)

そこで、業者さんは考えた訳ですねぇ・・・

  • 「このペースだと、1年365個。どうにかして、もっと産ませられないだろうか・・・?」

その答えは、現在の養鶏業として当たり前のように行われている

  • 鶏舎を完全に囲んで、外光が入らないように仕切る
    →例の鳥インフルエンザの防御策でもある訳ですが・・・
  • ライトによって擬似的に1日の周期を作る
  • その時間は、「約20時間

これによって、1年が、

  • 365日 ⇒ 438日

になるという訳です。

 

まだまだ面白い話がありますので、明日のブログに続く・・・。

 

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このブログ記事について

このページは、飲食店コンサルタント 鈴木秀樹が2010年5月 3日 06:00に書いたブログ記事です。

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