おはようございます、
中小飲食店専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。
◆さぁ、問題の解答を確認してみましょう
中小企業診断士の本試験、「財務会計」で狙われるであろう「法改正の重要ポイント」の理解度を、問題で確認してもらいました。
- 3月31日_日本マンパワー様_試験直前情報への執筆 6
いかがでしたか?
- 正解は、ア:10,500
早速、解説していきましょう。
◆平成18年の「棚卸資産の評価基準」を理解できれていれば、対応できましたね
本問は、「棚卸資産の評価」について「低価法」を適用した場合の「保有目的別の評価基準」に関する出題でした。
過去のブログで解説した通り、「低価法」の適用に際して、棚卸資産の「保有目的」によって貸借対照表の表示価額が変わってきます。
とは言え、試験対策的に判断基準を示すならば、
- 原則として、「低価」の方を選択する
- トレーディング目的の場合のみ、「取得原価<時価」の場合に「時価」を選択
(※または、①原則的に「時価」、②販売目的の場合のみ「取得原価<時価」の場合に「取得原価」を選択)
◆上記の原則を理解していれば、あとは、表中から適切な数値を拾うだけです
上記の原則に従って、表中の棚卸資産額のうち、下記の数値を拾えばよいこととなります。
商 品 | 取得原価 | 時価評価額 | 備 考 |
---|---|---|---|
商品A | 5,000 | 3,000 | 販売目的で保有 |
商品B | 2,000 | 4,000 | 〃 |
商品C | 3,000 | 2,000 | トレーディング目的で保有 |
商品D | 2,000 | 3,500 | 〃 |
※枠線が表示出来ていなかったらスミマセン
どうですか?
適切に拾えていましたか?
◆あとは、各評価額を足して、適切な解答を選択するだけ
中小企業診断士の本試験でも、表中に○をつけていくような解答方法になるでしょうね
さて、あとは、合計すればいいですね。
- 貸借対照表の商品価額=3,000+2,000+2,000+3,500=10,500
いかがでしょうか。
中小企業診断士の試験対策でも、
- テキストで基本事項を整理
- 問題で出題のされ方と、自身の理解度をチェック
この繰り返しで、知識が定着化されてくると思います
頑張ってくださいね。
中小飲食店の専門コンサルティング会社 (有)三峰プロジェクト
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