おはようございます、
中小飲食店の専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。
◆「プチレストラン 花水木」様の、集客の「仕組み」と「仕掛け」への取り組みをご紹介します
まずは、「仕組み」つくりから・・・。
中小飲食店の販売促進は、「顧客管理の仕組み」作りから始めます。
分かりやすく言えば「顧客D.B.」を作ることです。
花水木様の作った「仕組み」を写真でご紹介しながら、説明していきます。
◆まずは、「カードシステム」を作ることで、ワン・ツー・ワンMKにつなげましょう
顧客管理、顧客D.B.を作るためには、お客様の基本情報を集めなくてはなりません。
そのためには、手っとり早く「会員カード」「ポイントカード」を導入することでしょう。
発行の際に「顧客データ」を記入してもらう・・、またはポイント使用時に「顧客データ」を記入してもらう・・・。
いずれかの方法でお客様の基本情報を入手して、そこから「ワン・ツー・ワンMK」の展開に持っていきます。
花水木様でも、「ポイントカード」を発行されました(写真左」。
そして、そのカードを、
- お店で預かる仕組み
にされたんですね。
- なぜでしょうか?
◆カードの管理は、私自身が面倒クサイと思う。だから、お店で管理してもらえれば楽だと「私自身」が思ったから・・・
「カードの管理は、私自身が面倒クサイと思うし、いざという時に忘れたり見つからなかったり・・。
- だから、お店で管理してもらえれば楽だと、私自身が思ったから・・・
前回のコンサルティングの際のメニュー構成に関しても同じ答えでした。
この姿勢は一貫していますね。
「店舗コンセプト」レベルで、しっかりと
- 強み(差別的優位性)
- ターゲティング
が一致しているんですね。
ですから、戦術レベル(品揃え、店舗・内装、販促策、店内サービス)では、
- ご自身で感じたことは、お客様も感じるに違いない
- だから、自分でしてもらいたいことを、お客様にもして差し上げる
と言うことで、ブレずに顧客満足度の高い戦略が展開できるんです。
ご予約の際(花水木様では、リピーターが多いのでほぼご予約でご来店いただきます)に、お名前をお聞きし、会員カードを机上に用意しておくらしいです。当然、その際に来店日をチェックしておけば、前回ご提供メニューも分かるので、同じメニューをお出しすることを避けることができるんです。
(当店の場合は、プリフィックスのお任せコースが中心なので・・・)
◆一つアドバイスすれば、ポイントカードの機能を補完してくださいネ
ポイントカードの機能の一つに、
- 備忘性
があります。
つまり、お店のことを忘れてしまったお客様が、ある時に財布の中を整理していて「あれ? そう言えばこんなお店があったなぁ・・・、カードが出てきたのも何かの縁だから久々に行ってみるか・・・」と言うことです。その点、カードをお店で預かってしまうと期待できません・・・。
どうすればいいか・・・?
簡単ですね。
来店日をポイント付与時にスタンプの最後のところに書いておき、
- 最終来店日から3ケ月たってもご来店のないお客様には、「リカバリーDM」をお出しする
これ自体は、カードをお預かりしていようがしていまいが、変わらない仕組みではありますが・・・。
明日のブログで、花水木様の「仕掛け」の部分をご紹介します。
コンセプトレベルを固めることで、戦術にブレがなくなる
中小飲食店の専門コンサルティング会社 (有)三峰プロジェクト
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