おはようございます、
中小飲食店の専門コンサルタント 中小企業診断士 (有)三峰プロジェクト 鈴木秀樹です。
◆館林市役所様の「商店店舗診断事業」に行ってきました・・・
大変ありがたいことに、今年で3年目の受注を頂きました。
1年目は、館林まで車で行くのも初めて・・・。ナビを頼りに、どうにかこうにか「館林商工会議所」様に辿り着き、市役所の職員さんと同行して店舗訪問をしたことを思い出します。
(同事業は、館林市役所様と館林商工会議所様の共催の事業です)。
本年は「2件」のお申し込みを頂き、両社ともに「中小飲食店」ということで、まさに僕の専門領域・・・。中小飲食店経営を利益の出る事業にするべく、成果の出るご支援をするべく、全力でコンサルティングさせて頂きました。
◆1件目は、「喜多方ラーメン 千蔵」様。正統派の喜多方ラーメンを食べさせてくれるお店です。
千蔵様の店舗外観も、千蔵様の看板からも、正統派喜多方ラーメンの雰囲気は出てますよね。
ヒアリングをしていて、再認識させられたことなんですが、喜多方ラーメンは「和風ラーメン」なんですね・・・。
つまり、このお店も
- 自宅店舗であり、和風建築であることが、マッチしている
- 看板の色遣いも、「白&黒」がマッチしている
ラーメンの文字がなければ、和食屋さんや寿司屋さんでも通用するような店づくりなんですね・・・。
通常、中華料理屋さん寄りのラーメン屋さんであれば、基本的な色遣いが「赤、黄」であったり(そう言った目で見ると、奥の看板はミスマッチかも・・・)、ラーメンの丼に描いてあるような「ラセン」風の模様があったり・・・。喜多方ラーメンはそれが似つかわしくないんですね。
千蔵様も、元そば屋さんの居抜きだったらしく、基本的な作りがそば屋さんだったから、喜多方ラーメンにぴったりフィットしたようです・・・。
◆店舗メニューは、平等主義ではいけません・・・。「売りのメニュー」を徹底的に訴求しなくては・・・
僕のブログの読者さんであれば、もうお分かりですよね。
中小飲食店のメニューは、「商品カタログ」ではありません・・・。お客様が必ず見る、もっとも印象に残る、「販促物」なのです・・。
ですから、店の「売り」「思い」が伝わらなくてはなりません・・・。そのためには、
- 店の「売りメニュー」を決める
- レイアウト上は、「売りメニュー」に一等地を与え(横書きなら左上、縦書きなら右上)、スペースも大きめに取る
- 「売り」である理由をシッカリと訴求する(出来れば、写真画像なども付けて・・・)
- 周辺は、「売りメニュー」のバリエーションメニューで固める
こうすることで「売りのメニュー」⇒「看板メニュ」に育てることが可能になるのです。「看板メニュー」を作ることで、
- 店の顔が出来る (=コンセプトが お客様に明確に伝わる)
- これによって、口コミ効果が生まれ易くなる
- 店舗オペレーションが楽にある(オーダーが集中する)
- ツーオーダーの提供時間が早くなる(仕込みのレベルを上げられる)
- ロスが激減する
- 仕入れコストをダウンできる(=特定食材の仕入れ量が増える)
などなどの、大きなメリットが出てくるのです・・・。
そのためには、「飲食店のプロ」が推奨するメニューを作ることです。
デザイナーさんにお任せしてはいけません。
「見やすくキレイ」なメニューと、「売る、売れる」メニューは考え方が違うのですから・・・
中小飲食店の専門コンサルティング会社 (有)三峰プロジェクト
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